典型的アラブの特徴とはーその② 「本音と建前」編

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典型的アラブの気質とは?
今明かされる真実!

「本音と建前」編



ラブ世界には、日本と同じように”本音と建前”があります。まだアラブの全容を理解できていない初期には戸惑うことも多かったような気がします。特にアラビア語が話せるようになる前は、理解が難しいことも多々ありました。今日はアラブの本音と建前について、少しご紹介!

 

1. アラブの本音と建前とは何ぞや?

アラブ世界では ”ノー” と直接的に断るのが失礼だとみなされるので、できないと分かっていることまで何でも安請け合いします。ところが実際に行動には移しません。それならちゃっちゃと ”ノー” って言ってくれりゃ、こちらにも他に打つ手があるのにと思うんですけどね。

また建前があるので、自分に都合が悪いことでもまず建前から入ります。それを建前だとこちらが察して本音をくみ取る必要があります。

具体例を挙げると…例えば、アラブは寛大でなければならないという価値観で育っています。お金持ちのアラブならいいのですが、大富豪のアラブなんてそうそういません。ヨルダンのアラブのほとんどは低賃金で働き、日々の生活をしていくのだけでもカツカツの生活をしています。

タクシーのドライバーがいい例。初対面でもちょっと話して親しくなると「運賃は払わなくていいよ。僕のおごりだ」なんて言われることがあります。本音と建前なんていう発想すらない欧米圏の外国人なら真に受けて、「あ、そう? ありがと! いやぁ、アラブってむっちゃ親切やな。ラッキー!」なんて本当に料金を払わずに降りるかもしれません。でもアラブ側としては実は建前で口から滑ったセリフであって、「いやいや、そんな。それはそれ、これはこれ。払いますよ」とこちらが本音をくみ取ってあげる必要があるのです。

その時々によってシチュエーションが異なるので、全ての例を挙げることはできませんが、ま、アラブには「本音と建前」があるということはどこか頭の隅に置いておかれると良いかと思います。この辺ほんまにややこしいんです、アラブって。

2. アラブ流の断り方とは?

あとで自分にとって不都合が生じたときには、アラブ流の断り方の手段として ”聞かなかったフリ、見なかったフリ、知らなかったフリ、誤解していたフリ、分からなかったフリ” をします。そう、アラブは「なんとかのフリ」の名人!

例えば…何かを頼まれた時や誰かと約束した時に、気が進まないもしくは都合が悪くなったなら…皆さんならどうしますか? 「ちょっと都合が悪くなった」など、相手に配慮しつつ断るのが普通です。相手の都合を考えて、断るときは直前ではなく、出来ないと分かった時点ですぐに連絡を入れます。もちろん「ごめんね」と約束を守れないことを謝ることも必要です。

アラブはどうか?分からないフリをします。たとえば「○○で△時に待ち合わせ」と約束したとします。さてアラブ側の都合が悪くなりました。アラブ世界では約束を守られないことが多々あるので、こちらは念押しの意味で直前に電話をします。

「○○で△時に待ち合わせだったよね。」と確認すると、「うん。■■で◇時だよね」と全く違うことを言います。なんで通じないのかと思って、「違うってば。○○で△時って言ったでしょ」といっても「えーと、つまりこうしてほしいんだよね」と言ってもいないことを繰り返します。どこをどうしたらこういう理解になるわけ? この人、頭が悪いのかしら? それとも語学の問題? こんなに英語が分からないはずはないんだけどなぁ…と当初は不思議に思ったものです。



やがて分かったのは、頭が悪いのでもなく語学力が足りないのでもなく、「分からないフリ」をしているだけなのだということです。アラブ社会で断るのは失礼なこととみなされるので、ここは “誤解” で乗り切ることにしたいわけです。そしてアラブ側としては、自分にとって都合が良い方向に持っていこうと苦戦していたのです。ここでアラブの意図をくみ取って「あ、それでいいよ」と相手に合わせることができたら上級者。でも言葉ができないときにはそれは無理というもの。

後日出会った時に「どうも誤解していたようだ」とアラブ節。「誤解じゃなくて単に分かりたくなかっただけでしょ」と言い放ちたくなりますが、ここは押さえて「別にいいよ」で済ませます。アラブの国民性ですから、悪意があるわけではないのです。

3. アラブとうまく付き合う秘訣とは?

実はこの「分からないフリ」、親しい友達の間では使いません。“本音と建前”がまだ必要な、少し距離のある知り合いなどの場合にこういうことが起きます。ここで根を上げずに忍耐して付き合ううちに、気心が知れてきて本当の意味で親しくなっていきます。とはいえ親しくなった後も、約束を守らない・約束を直前に変更するなんてのは日常茶飯事ですがね。

ヨルダン時代の初期は英語でコミュニケーションを取ることが多かったのですが、アラビア語が話せるようになると、かなり垣根が取れて相手の本質がすぐに見えるようになります。アラビア語が話せるようになるということは、相手の文化を知るようになるということでもありますので、初期に感じていた違和感はほぼ消え去ります。

また本音と建前の延長で、アラブはお世辞をよく言います。このお世辞については、アラブ独特の発想があるので、また別記事でお伝えしたいと思います。ただ日本人と違うところは、”本音と建前” であれ ”お世辞” であれ ”なんとかのフリ” であれ、明らかにそれと分かるので、実際のところが読めてしまうところが笑えます。この辺、日本人よりずっと単純明快です。

基本的にアラブは単純、あまり深く考えません。感情的ですぐに爆発しますが、単純なので収まりも早い。この辺やりやすいというか、やりにくいというか…。いずれにしてもアラブ文化を要約すると、「単純かつ深遠。深遠なようでいて単純であり、単純なようでいて奥深い」となるのかもしれません…。そしてアラブは心をすぐ開くようで、実はどっこい、本当の意味で親しくなるにはかなりの時間とエネルギーがかかるのです。

   
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