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旅行がこんな風に自由にできない日が来るなんて…考えたこともありませんでしたよね。コロナが終わった後にはぜひ世界へ飛び立ちたい! と今から計画を練っておられる方も多いかもしれません。さて、中東の中でも人気の旅先であるヨルダン。今回の記事では、コロナ後のヨルダン観光を考えておられる方のためにアラブの気質をご紹介したいと思います。
ヨルダン国内移動の形態はさまざま。費用を抑えるために、バス・タクシーを乗り継ぐ方もおられれば、すべての行程を専用車で回られる方、あるいはレンタカーの方もいらっしゃいます。
でもやはりお問い合わせが多いのは、専用車でのご移動について。専用車とは、すべての行程を専属のドライバーがご案内するもの。車はきちんとメインテナンスされており、安全・快適・効果的です。ただし…ドライバー付きの専用車となりますと、アラブのドライバーと接していただく時間がどうしても長くなります。そうなりますと、ご旅行の質がドライバーの人柄などに依存してしまう可能性があります。アラブの国民性や文化の違いなどからドライバーとの間で多少の誤解が生じる可能性も否定できません。
そこで今日は、アラブ(ヨルダン人)の国民性について少しお伝えしたいと思います。名づけて「これさえ分かればもう恐くない! アラブと上手に付き合う秘訣」!! ただしヨルダン人=アラブではありません。アラブと一くくりにしても国によって国民性はさまざま。全てのアラブに当てはまるわけではありませんので、その点だけご了承くださいませね。
アラブを分析いたします。まずはポジティブな点から行きましょう。
その1: 親切でサービス精神が旺盛
自分が何とかしなきゃという使命感に燃えています。ただし、私たちの好みや希望とずれていることも多々あり…。
その2: 人懐っこく、話し好き
上記の点とも関係しますが、サービスのつもりでとにかくしゃべります。基本的に人間が大好きで、人にかなり関心があります。
その3: 基本的に単純で、深い思考ができない
小さい頃から大家族で育ち、常にガチャガチャした環境にいるので、深い思考ができません。それで、相手の顔や言葉ですべてを判断します。その奥にある感情や気持ちなどを考慮することはできません。
その4: プライドが高い
自己評価がかなり高いです。オレ様は最高!! と思っているので、改善点は? などと考えることはほとんどありません。ゆえに、学ばない。当然のことながら進歩・発展がない。
その5: けっこう傷つき、根に持ちやすい
ハッキリ言われないと分からないくせに、はっきり言われるとスネます。
その6: 一を聞いて十を悟らない
ごく簡単なことでも何度も懇切丁寧に説明する必要があります。それでもなぜか失敗する。あり得ないミスをする。小さい頃から人の話を注意深く聞く習慣がないからだと思います。
その7: 女の子または女性が大好き
女性にはかなり甘いです。特にヨルダン人は女性に対してはデレッとしまりがない。それが高じて、ドライバーの会話が性的な含みを帯びることがあります。
さて、こんなアラブとうまく接するには…?
秘訣1:その場ではっきりと YES / NO を意思表示する。
日本人のお客様の中には、ドライバーの気持ちなどを思いやって、また嫌な思いをお互いにしたくないという気持ちから否定的な感情をあまり表に出されない方もおられますが、アラブにはこうした方法は通じないかもしれません。
NO と言われない=喜んでいる、と思いこむ可能性があります。そこで、NO はぜひともハッキリと言っていただけたらと思います。他の人の気持ちを察することができない国民性の場合、YES、NO が全てなのです。先ほど、指摘されたらスネると書きましたが、こういうドライバーはすぐにお取り換えいたします。お客様に対してスネるようなドライバーはプロ意識に欠けております。
秘訣2:少しの疑問でもこちらにご連絡ください。
少しでも疑問に思われたり、おかしいなと思われたりすることがありましたら、ぜひすぐに私の方までお電話下さいませ。ドライバーの携帯電話を借りてくださって構いません。何時でも、また何回でも構いませんので、ご遠慮なくご連絡をお願いいたします。ドライバーはすぐに交代させていただきますので、嫌な思いをされた時はどんなことでもご遠慮なくお申し出くださいませ。
アラブとは実に深遠な国民だと思っておられる方もおられることでしょう。なんせ普段あまり接する機会がないので、謎が多いかもしれません。コツさえ分かれば、うまく付き合うことができます。せっかくのご旅行、ぜひ楽しんでいただきたいので、現地での「??(ハテナ)」はぜひその場で解消していただきたいと思います。
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