アラブのストリートフードの代表格 シャウルマとは?

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アンマンの街角の至る所にシャウルマの店があります。シャウルマとは何ぞや? アラブのストリートフードの代表格です。細かくそぎ切りしたお肉に、みじん切りしたトマトや玉ねぎなどの野菜を薄いピタパンでクルクルっと巻いたサンドウィッチです。まずは写真をどうぞ!

バリエーションはあるものの、こういう雰囲気です。

シャウルマはもともとトルコの料理だと思います。モスクワに行った時も、シャウルマのお店がたくさんありました。トルコからその周辺一帯に広まったのでしょうね。トルコでは Döner(ドネル) と呼ばれています。日本では「ドネルケバブ」と呼ばれているタイプのものかと思います。

下の写真のように、棒に差し通されたお肉がゆっくりと回り、火が通った面からそぎ落として行きます

シャウルマのお肉には基本的に2種類あります。シャウルマを注文するときには、チキンかラム (牛肉が混ざっていることもある) かと聞かれます。チキンのほうが少しお安め。といってもシャウルマ自体が安いので…。ヨルダンのシャウルマのお値段は 1.5 JD (220円)ほどです。

ヨルダンでは、ファラフェルと並んでアラブのストリートフードの代表格。ファラフェルについては、以前の記事でご紹介しました。

ヨルダンに来てシャウルマ屋さんを見ないということはありません。なんてったってアラブのソウルフードですから。とはいえ、お店によって味が異なります。脂っこくて胃もたれするシャウルマもあります。シャウルマを売っている店は本当にたくさんありますが、美味しいところはいつも人でいっぱい。ごった返しています。人がたくさん出入りするシャウルマ屋さんはお肉が新鮮だということ。

今日はアンマン市で一押しのシャウルマ屋さんをご紹介します。アンマンに来られたら、ぜひこのお店のシャウルマをお試しください。

アンマン市の第2サークルにあるシャウルマ屋さん。Reem という名前です。第2サークルに来ると、シャウルマのいいにおいがします。このお店は、テイクアウト専用。いつも人だかりができているので「あ、ここだな」ってすぐに分かると思います。

ちょっと小さめのシャウルマなので、2個は余裕で食べれてしまいます。私がヨルダンに住んでいた時は 1個 750フィルスでした。女性がここでシャウルマを買っている姿はあまり見かけません。いつも男性たちがわらわらと群がり、どっさり買っていきます。

とてもこじんまりしたお店です。でもアンマン市でこのお店を知らないアラブはいない!

さて、この国には “順番に並んで待つ” という発想がないので、注文するのに一苦労。あとからやってきた人がどんどん横入りしてきますし、男性ばかりなので引いてしまいます。でもスタッフはとても親切なので、常連さんの私を目ざとく見つけて先にお金を受け取ってくれていました。

とにかくこのお店では次から次へと人が来るので、初めの頃は、お金は受け取ってもらったものの、本当にシャウルマを渡してもらえるのか不安に思ったものです。だって紙に注文を書くわけでもなし、レシートが渡されるわけでもなし…。でもアラブは人の顔を覚えるのが得意。どんなにお客が多くても、注文したシャウルマはきちんと手渡してくれます。

カメラを向けると、みんな一斉にカメラ目線に。こういうところが、愛すべきヨルダン人なのです。

アンマン市に五万とあるシャウルマ屋さん。その中でもこの Reem はとても有名な老舗店です。

さて、この Reem ではシャウルマのサンドウィッチしか売られていませんが、フライドポテトとのセットを頼むことができるシャウルマのお店も多いです。サンドウィッチだけか、セットかを聞かれるお店も多いです。

セットの場合は、フライドポテトの他にピクルスなどもついています。アラブはとにかくフライドポテトも大好きなので、こういうセットも人気です。セットでは、ニンニクのペーストもついています。写真の手前に移っている白いソースです。シャウルマにこのニンニクのペーストを付けて食べるのがまた美味しいんですよね~。

トルコでもシャウルマ(トルコでは Döner) は売られていますが、わたし的にはヨルダンのシャウルマが一番おいしいと思う…。ファラフェルにせよシャウルマにせよ、アラブのストリートフードはヨルダンで食べるのが一番です! 皆さまも機会があればぜひお試しくださいね♡

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