典型的アラブの特徴とは―その① 「自己チュー」編

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典型的アラブ男性の気質とは?
今明かされる真実!

「自己チュー」編

今日はヨルダン人の国民性について語りたいと思います。

とはいえ注意を一言。ヨルダン人=アラブではありません。中東とひとくくりにされがちですが、実はかなり広く、同じアラブといっても国また地域によってさえ気質に違いがあります。私が深く関わっているアラブはヨルダン人・パレスチナ人・シリア人・レバノン人です。ですから私のブログでは、例えばカタールなどの湾岸アラブ諸国やモロッコなど北アフリカのアラブについては書いていません(とはいえ、アラブが全般として共通の気質を持っているらしいことは予想がつきます)。           

さてヨルダン人をひとことで表すと…自己中心的でしょう。失礼だと思うけど、事実ですから(笑)。このブログを読んでくださっている方の中にはヨルダン人もおられるようですが、ここはハッキリと言っちゃいます。ただし、すべてのヨルダン人がそうであるというわけではありません。あくまで全体的に見て…ということです。

自分は誠実ではないけれど、相手には誠実さを求める、自分は信頼に値しないけど、相手には信頼に値することを求める…ま、つまりは自己中心的なんです。

例えばこんなこともありました。私が日本に一時帰国する時、近所のアラブが私を空港まで送ると申し出てくれました。この青年 Asraf (アシュラフ)は、私の知り合いラジャおばさまの息子さんで、私には何かとよくしてくれます。私が会社勤めの時は、自分の職場が近いこともあって毎朝送って行ってくれていました。

さて、このアシュラフ青年、私を空港まで送っていくと言って聞きません。「でも仕事でしょ。本当に大丈夫だよ。タクシーで行くから」と何度も言ったのですが「大丈夫、大丈夫。仕事の休み時間は1時間あるし」とのこと。ふ~~ん。でも職場からいったん帰ってきて、私を空港まで送っていくのにほんまに1時間で足りるか?…などと少し不安もあったのですが、絶対に送っていくというので、じゃあお願いするねという話になっていました。帰国の前日も「本当に大丈夫なの?」と確認。

ところでヨルダン人は安請け合いのプロ。安請け合いした挙句、ドタキャンもしくはノーショウ(姿すら見せないこと)は日常茶飯事なので、ここはかなり慎重になっています。でも彼は 「No problem」だと自信満々。まぁここまで確認したから大丈夫だろう、と帰国当日を迎えました。約束の時間の1時間前。アシュラフ青年のママから電話です。

「アシュラフが行けないって言ってるんだけど」「え?」「昼休みが1時間しかないのよ~」…出たで! あのね~昼休みが1時間しかないことくらい分かってるわい。だから、1時間で足りないんじゃないかって何度も確認したのに!! 無理だったら無理って早めに言ってくれたら、こっちもタクシーの手配など打つ手もいろいろあったものを。それに別の友達からのオファーも断ってたんです。やっぱりこれか。ほんまにもう! とかなりブチ切れ!

でも心のどこかでは、こうなることも予期していたんです。ヨルダンとレバノンで鍛えられましたので、アラブの言うことを鵜呑みにしない、必ずセカンド・オプションを用意しておく。そういうわけで、すぐに別の友達に電話して急きょ車の手配をしてもらい、事なきを得ました。

さてこんな風に、人のことを考えずまったくもって自分中心に行動する人が多いです。ただし自分では自己中心的とは思っていません。それなりの理由があるわけで、言い訳には事欠きません。でも自分が同じことをされたらかなりブチ切れます。誰が何といおうとやっぱり「自己中心的」ですよね。

Arab man cartoon character illustration

でも、こうした矛盾を指摘してはいけません。とにかく責めない、きれいさっぱり忘れる、水に流すことが必要です。相手は不都合なことは忘れたふりをしますので、こちらもあえて言及しません。アシュラフ青年と私の間でも、その後このことについての言及はなし。なかったことになっています。わたし的には、お母さんに電話させるっちゅうこと自体、情けないんですけれどね。まぁいいでしょう。

これはほんの一例です。ほんまにアンタ自己中心的やなぁ! というシチュエーションは数限りなくあります。ただ、脳もよくできたもので、嫌なことは自然排除していくようです。そういうわけで、ことの詳細は時間とともに記憶から薄れていきます。でも心に深く深く刻み込まれてゆく教訓は、「人の言うことをマに受けない、鵜呑みにしない、100%信頼しない」…。そう、私はヨルダンでプチ人間不信になりましたよ。

でもね、アラブ人って本当に根はいい人たち。嫌なことに目をつぶれば、また新たな気持ちでつき合って行けます。時には泣かされても、やはり心からの愛着を感じてしまうのです。

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