【2025年最新版】ヨルダン旅行のヒント! 偽ガイドや無許可の旅行会社の見分け方と安全対策

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ヨルダンには大小の旅行代理店がひしめいています。しかし、中には政府に認定されていない素人や、資格や登録のない個人が「旅行会社」や「自称ガイド」として関わるケースも報告されています。表向きはホームページを持っており、「会社」として案内されているものの、実体が伴わない場合があるため注意が必要です。

私はヨルダンに7年ほど住んでいた経験があるのですが、こうした無許可業者の実体を身近で観察してきました。「20年以上の経験」「2800組以上のサポート実績」などと確認できない経歴や資格を名乗ったりするなど、実績盛りと思われる表記が少なくありません。

たとえば、私が運営している旅行サイトでは「中東在住17年/7か国の旅行会社と提携/900組以上のサポート実績/24時間日本語サポート」という実績をまとめています。

それと類似した文言やスタイルの記載が他の業者のホームページにも確認されます。とりわけ私が確認した時点で、このブログ記事が公開された翌日以降に「中東在住20年/日本語スタッフ在籍/2800組以上のサポート実績」といった情報が突如として追加されていました。第三者レビューや実際のお客様の声など裏付けとなるものは確認できません。むしろ矛盾点が多すぎて逆に興味深いのですが…

​「中東在住20年」​…って、そもそもヨルダン出身なのにこの表現は不自然では?

​「日本語スタッフ在籍」​
とあるのに、この「業績」をアップした同じ日に Facebook 上でヨルダンでの短期の日本人女性スタッフを募集していました。え? 不自然では?

​「2800組以上のサポート実績」​
数字の出典が不明です。第三者レビューや利用者の口コミが一切ないのはなぜ? 

実は私自身、こうした業者から著作権侵害や業務を妨げる行為を12年以上にわたって繰り返し受けてきました。これらについては、日付入りのスクリーンショットなど証拠を全て残しています。この記事に書く内容は、単なる推測ではなく実際に体験してきた事実です。

2015 年には楽天ブログで情報を公開しましたが、今回 2025 年版として最新情報をまとめました。ヨルダン旅行を検討される方にとって、信頼できるガイドや現地旅行会社を選ぶための参考になれば幸いです。

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無許可の旅行会社や偽ガイドを見分けるポイント

1. 公式登録を確認する

ヨルダンの日本語ガイドの資格は、ヨルダン観光協会の公式サイトで確認できます。また、駐日ヨルダン大使館に直接問い合わせる方法も有効です。公式情報の確認は、信頼できる旅行会社選びの第一歩です。詳細は「中近東の日本語ガイド情報」のページ をご参照ください。

2.「ペラサイト」またはペラサイトに近い簡易サイトにはご用心​

ペラサイトとはホームページの合計数が 1 枚だけというタイプのもの。ペラサイトに近い簡易サイトの場合、サイト内でリンクしているページはせいぜい 2、3ページ。こういうペラサイトは誰でも簡単に作れますが、中身はない。写真はふんだんに使ってボリュームを増していますが、内容が薄くて信頼性に欠けます。

3. 日本語の違和感をチェック

「あれ?」という日本語がサイトに少しでも出現する​場合は、サイトの所有者が日本語ネイティブではなく、さらに会社を名乗った個人である可能性が大です。正規の旅行会社であれば、日本語サイトの品質は一定水準が保たれています。

4. ブログや口コミの確認

・定期的に更新されていないブログ

・内容が不自然なブログ

・リンク切れが多いサイト

こうした場合、情報の信頼性は低いです。ちなみに、ブログを探すのは簡単です。サイトと同じ名前で検索すれば出てきます。

また第三者の口コミも確認してくださいね。もし見つからなければその「会社」には実体がないということです。ヨルダンでは希少な日本語ガイドを名乗りながら口コミが全くない場合は、不自然です。

5. 会社案内・証明書を精査

日本に存在しない省庁名での「証明書」や、日本で会社登録されていないのに「日本の法律に従う」と書かれた案内は信用できません。

「日本に支店がある」と書かれていても、登録や資格が確認できない場合は実体がない可能性があります。

6. 誇大広告や “唯一無二” を強調する業者に注意

ヨルダンの旅行業界には、実績や経歴を大げさに語り、唯一無二を装うことで信用を得ようとする業者が存在します。「20年以上の実績」「16年間の経験」といった矛盾する年数をホームページ上で掲げたり、第三者のレビューが一切ないのに「2800組以上のサポート実績」と書いたり、慶應義塾大学や日本のテレビ局、有名キャラクターの名前を並べて提携を自称するケースもあります。

さらに「ヨルダンで唯一」「この分野を専門としているのは私たちだけ」といった表現も、ほぼ確実に誇張です。実際には政府認可の旅行会社や NGO が複数存在し、ベドウィンや難民支援に携わる団体も広く活動しています。

信頼できる会社であれば、実績は公式の登録記録や利用者レビューで裏付けられるものです。裏付けのない誇大広告や “唯一無二” を強調する「大言壮語」には十分注意してください。

7. ガイディング内容の確認

ホームページで「日本語ガイド確約」や「日本に住んでいたヨルダン人」などを歌い文句にしていても、実情は異なることがあります。ホームページの情報が口コミ等で裏付けされていない限り、鵜呑みにはできません。

もしお問い合わせになっているガイドまたは旅行会社が以下のような説明をする場合、明らかに正規のガイドではありません。

「ホテルでのチェックインやチェックアウトは手伝えない」

「ホテルの入り口でホテル内に入ることを拒否される」

・「ペトラでのガイドの役割はルート案内だけで、遺跡や歴史についての説明はしない

通常、正規の登録を持つガイドはホテルに問題なく立ち入ることができます。逆に立ち入りを拒否されるというのは、提示するガイドの資格証明・旅行会社の登録証明を持ち合わせていないなどの理由が考えられます。またヨルダンの目玉であるペトラで遺跡や歴史に関する説明ができないとなると、それは言語能力がほとんどないか、知識が不足している自称ガイドであると結論付けることができます。

無登録の業者を使うとどうなる?

コネの社会のヨルダンでは、登録が確認できない事業者が存在するという現実があります。無登録であっても、あの手この手で逃げ道を作ることが可能です。観光客などと問題を起こしてしまったら観光局も介入せざるを得ませんが、問題を起こすまでは断固とした行動は難しい状態。

そこで大変なのがツーリストのほう。問題が起こってからでは遅すぎるのですが、問題が起きるまでは法的な対応が期待できません。また日本人の方は、問題が起きても泣き寝入りすることが多いようで、被害の全容がなかなか明らかにならないという難点があります。いったん日本人ツーリストが現地に入ったら、言語ができないことにより不利な状況に置かれる場合があります。

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政府に認定されていない素人のしかも無登録の業者の場合、お客様の方からすれば「旅行会社」を通して旅行を手配しているつもりでも、実際には旅行会社を通しての手配とは認識されません。例えばこうした業者が手配した車に乗っていて事故に遭ったような場合、お客様への補償は何もありません。ですから、こうした無登録の業者をご利用になるのはかなり危険と言えます。

さて、ではどうしたら良い旅行会社を選べるのでしょうか? 以下にいくつかコツを挙げてみます。

信頼できる現地旅行会社を見分ける方法

複数の口コミを確認

口コミはとても大切です。とはいえ、サクラであることもあります。サクラとは、自作自演の口コミのことです。それで、書かれた時期や具体的な内容などに注目していただくことは大切です。以下のような点に注目してください。

・内容が具体的で時期が明確なもの

・日本語で書かれていること

・旅行体験が詳しく記載されていること

会社の実体を確認する

旅行会社を名乗っていても、会社としての実体がないケースもあります。特に「日本に支店がある」とうたっている場合は要注意で、法務局の登記簿を確認すれば本当に日本で登録されているかどうかは誰でも調べられます。登録がなければその「支店」は存在しないということです。

またヨルダンでの正規業者は観光省に登録されています。会社名やガイド名を観光省の登録簿で確認すれば、合法かどうか判断可能です。

存在しない省庁名が書かれた「証明書」や、日本の法律に従うとしながら実際には日本に登録されていない「うたい文句」などは信頼できる証拠にはなりません。

お客様からのフィードバックを HP 上に載せているかどうか

​​​口コミの点とも関連していますが、実体がある旅行会社の場合、しっかりじっくりと旅行のご感想が綴られているフィードバックがホームページに幾つも記載されているはずです。「ありがとうございました」などの短いコメントでは不十分です。

メールでのやり取りで確認

具体的な質問をして、的確な回答が返って来るかを確認しましょう。複数の会社に同じ質問をすることで、情報の正確さも測れます。

価格相場を知る

旅行会社のレベルを測る上で、実はお値段も大切です。値段を押さえたいというお客様のお気持ちは分かります。でも安すぎる料金には理由があります。プロのドライバーやガイドは自分を安売りしたりしません。

相場に満たない安い値段で合意するドライバーというのは、他社で使い物にならない (ヨルダンでは、セクハラまがいの行為などトラブルが原因でクビになるケースも多々あり) とか、単なるアルバイトで本業は全く別・あるいは本業の仕事がないなどの理由があるために自分を安売りするのです。ですから、安いからというだけの理由で飛び付かれると、後から大変な問題に巻き込まれる場合があります。

複数の見積もりで相場を把握することをお勧めします。

旅程表の自然さをチェック

短い日数で出来るだけたくさんの見どころを回りたいと思われる方にとっては、旅程表にたくさん詰め込んであれば嬉しくなってしまうかもしれません。しかし、短期間で無理な行程が組まれている場合は、素人業者の可能性があります。プロから見れば「絶対に無理」という行程になっていることがあります。

これを見極めるためには、やはり複数の旅行会社に同じ行程を問い合わせ、現実的かどうか確認するのが一番かと思います。準備段階でしっかり状況を把握するか、現地で泣くか…。どちらが良いかは言わずとも知れていますね。

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ヨルダン政府の取り締まり

ヨルダンでは、資格を持つガイドは半年以上の講習を受け試験に合格しています。優れた言語力も求められます。資格証明書を携帯しており、ガイドであることが誰にでもわかるようになっています。

ですからホテルで立ち入りを禁止されるなどということはありませんし、遺跡や歴史に関する説明もきちんとできます。もちろん日本語がカタコトであるはずはありません。当たり前ですけどね…💦

ヨルダン観光局もヨルダンガイド連盟も、違法性が確認された業者には罰則を準備しています。旅行前や旅行中にお気になられる点があれば、駐日ヨルダン大使館ヨルダンの観光省に問い合わせて確認することもできます。

まとめ

旅は人生の宝物です。安心してヨルダンを楽しんでいただけるよう、以下の点を心がけてくださいね。

・ホームページの情報だけで判断せず、口コミや公式登録情報を確認する。

・口コミは日本語で、具体的な体験談を重視。

・価格や旅程の妥当性を複数の会社で比較する。

・疑わしい場合は予約を控え、安全な旅行会社やガイドを選ぶ。

安全で楽しいヨルダン旅行のために、信頼できる現地旅行会社やガイド選びを最優先にしてください。私自身も、これからも信頼できる情報を丁寧にお届けしていきたいと思います。

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