オイル美容たるものが日本でも静かに (?) 流行っているようですが、中東では昔からそれはそれは多くのオイルが売られています。中東ほどオイルが手軽に、そして豊富に売られているところは珍しいかもしれません。それほど人々の生活の中に浸透しています。そう、中東とオイルとは切っても切り離せない関係。
私はヨルダンに住んでいた7年間にオイルの魅力の虜 (とりこ) になりました。ヨルダンで幾つものオイルを買っては試して…を繰り返していましたが、オイルの性質を理解して症状ごとに使い分けるようになったのはトルコで。エイジングケアに一役も二役も買ってくれています。
1. トルコで売られているオイルのコレクション
まずは、イスタンブールにあるトルコのスパイスショップの品ぞろえを見てください。
こうしたスパイスショップはイスタンブールだけでなく、トルコ中のどこにもあります。オイルだけではなく、ハーブ類、ドライフルーツ、石鹸、ローズウォーター、プロポリスなどなど…いわゆるナチュラル系の美容・健康のための商品が所狭しと並べられています。お店に入るとその品ぞろえの多さにワクワクします。オイルも種類が多すぎて目移りしてしまいます。
こうしたスパイスショップのオーナーは、オイルやハーブに関する知識も豊富で、症状を訴えると何が効くかをすぐに答えてくれます。なのでトルコではこうしたスパイスショップにしょっちゅう出入りして、オイルに関する知識を学んできました。
今後、このブログ上でも中東で売られている面白いオイルなどをご紹介していきたいと思います。
2. 自分に合うオイルを見つけるには?
さて、一言(ひとこと)で「オイル美容でエイジングケア」といっても、もちろん自分に合うオイルを見つける必要があります。そしてオイルブランドは沢山ありますが、同じブランドで1つのオイルが良くても他のオイルが良いとは限りません。自分の肌に合うオイルとオイルブランドを見つけるには、とりあえず買って試してみるしかありません。そんなわけで、私もすっかりオイルコレクターに…。
これまで数限りないオイルを試してきましたが、エイジングケアに効果を発揮すると感じられたのは幾つかに限られます。アルガンオイル、アボガドオイル、カモミールオイル、ニンニクオイル、ローズヒップオイル、ローズオイル…この辺でしょうか。お肌のハリと潤いに効果があると感じたオイル達です。
こちらは最近お気に入りのフェイス用。左側のオイルは幾つかのオイルが既にブレンドされたもの。トルコで見つけた掘り出し物です。含まれているオイルは、ラベンダーオイル、ゼラニウムオイル、ベルガモットオイル、小麦胚芽油、オリーブ油。それにビタミンE が配合されています。それにニンニクオイルをプラスして。
こちらは便秘や下痢など胃腸の不調の時によく効くオイルのセット。フェイス用のオイル液にミントオイルを混ぜて、お腹を軽くマッサージします。ミントオイルは単独で使うとキツ過ぎるので、キャリアオイルで薄める方が良いようです。ミントオイルがお腹にスーッとした清涼感を運んでくれます。
これまではオイルを単品で何種類も買って自分でミックスする方法を取ってきたのですが、トルコで試しに買ってみたオイル液の配合バランスが思った以上に良くてハマっています。あらかじめバランス良く配合されたオイル液を基本に、ニンニクオイル、ローズヒップオイル、カモミールオイルなど気分によってプラスしています。
オイル類はいったん瓶を開けると劣化が進むものがほとんど。何種類も持てば持つほど、使い切らないまま何年も経ってしまうということも…。そんなロスをなくすために、あらかじめブレンドされたオイルを買うというのもお手軽で節約になると思います。
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3. オイル美容が効果を最大に発揮する条件とは?
オイルには美容への効果がすごくあると思います。肌がふっくらしてツヤとハリが出ます。でもオイルだけを塗っていればいいというわけではありません。実際、オイルを使うことでかえって乾燥したという人もいるようです。
オイル美容に関しては、洗顔後の肌にまずオイルを塗った方がいいとか、オイルは一番最後に塗った方がいいなど色々な情報があります。もちろんオイルによっても扱いが異なると思います。それでもわたし的に一番大切だと思うのは、オイルを載せるお肌に水分がたっぷりあること。お肌に水分がない状態でオイルを載せても、あまり効果が出ないと思います。自分の肌で研究 (?) を重ねてきましたが、お肌の水分状態がオイルの効果を左右すると感じています。
お肌にたっぷりの水分を補給するには、化粧水が不可欠! なので私はまず最初に化粧水を使います。化粧水(私の場合はローズウォーター)はお肌にグングン浸透していきますので、その後にオイルを塗ることでお肌に必要な栄養が行きわたる気がします。化粧水の大切さについては別の記事で扱いましたので、お時間のある方はご覧くださいね。
4. オイルの別の使い方
さて、オイルは肌への美容のためだけではなく、部屋の消臭剤として使うのも効果的。オイルディフューザーに好きな香りのエッセンシャルオイルを加えると、幸せな気分になれます。トルコはオイル天国なのに、ディフューザーなどはまだあまり一般的に使われていません。ですから私は日本から持ち込んだ小型のディフューザーを愛用しています。
私が部屋の香りのために使っているのは、ユーカリオイル、ラベンダーオイル、タイムオイル、ローレルオイル。こうしたオイルはウイルス対策にもなります。喉がすっきりします。
それにしても香りの力ってすごいと思います! 気分をリフレッシュしたり、安眠を助けたり、モチベーションを上げたり…。家の中で好きな香りに包まれると、Quality of life (生活の質) が上がります。
中東で「これでもか!」というくらいオイルを買いまくっている私なのですが、今後も質の良いオイルを探していろいろ試したいと思います。中東でハマったオイルでの美活! もはやオイルなしの生活は考えられません…。
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