中東(アラブ世界)で日本人女性はモテるのか?

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インターネット上では、日本人女性はアラブにモテると断言しているサイトもありますが、ちょっと待った! 中東に関わって13年目の大和撫子が観察と実体験の結果を綴ります。批判覚悟で切り込みますよ~。

1. 日本人女性のウケが良い理由

確かに、愛想が良くていつもニコニコしている日本人女性はウケが良い。欧米女性は自己主張が強く、嫌なものは嫌とハッキリ表すので、アラブ男性のプライドをあっという間に砕いてしまうことがあります。この点、日本人女性は、英語やその他の言語がそれほど堪能でないこともあり、また相手に合わせるように訓練されているので、アラブ男性のプライドを速攻で打ち砕くことはそうそうありません。

でも、ウケが良い=モテるとはちょっと違う気が…。日本人の顔はアラブの美の基準からかけ離れているので、日本人の顔に惚れるアラブは少ないでしょう(とはいえ、なぜかエジプト人は日本人の顔が好きなようで、エジプトでは日本人女性は他のアラブ諸国よりはモテるかもしれません)。

昨今はアラブ世界でも韓国ドラマがかなり流行っているので、アラブもアジア系の顔に見慣れてきているかもしれませんが、一般的にはまだまだアジア系の顔はアラブにはウケが良いとは言えません。アラブ的美のセンスからはかけ離れています。ま、エジプト人ではなくても「日本人が可愛い」と思う物好きのアラブもたまにいますが…。

それでもアラブ世界では日本人という人種はかなり尊敬されています。それはアラブの ”憎き敵” アメリカに原爆を落とされながらも日本が経済大国になったこと、日本製品のクオリティの高さなど、一種のあこがれ的な感情があるからです。また日本女性といえば「おしん」のようなイメージがまだまだ強いです。

なので、顔だったり性格だったりに惹かれるというよりは、アラブが作り上げた日本というイメージに惹かれるアラブは多いかもしれません。

2. アラブ男性の結婚観と彼らを取り巻く社会

でもご注意を! アラブ男性、特にイスラム教徒の男性の多くは基本的に「雌(メス)だったら何でも良い」という感覚の社会で育っています。アラブの文化では、年頃になれば誰でも結婚します。自分で相手を見つけるアラブ男性も少数ながらいますが、家族が決めた相手と最終的に結婚する場合もかなり多い。

好きとか嫌いうんぬんより、時期が来れば結婚して子作りをする。そう、ちょっと動物的なところがあります。アラブ世界とはそういうものなのです。ですから結婚前に”つがい”を探してめぼしい相手に言い寄ることがよくあります。

3. アラブ男性の「結婚してください」の意味

ちなみにアラブ世界では、男性と女性とのお付き合いは結婚前提です。ですからよく知り合うために付き合うという感覚はありません。​日本で言う「付き合ってください」は、アラブ世界では「結婚しましょう」です。​ですから結婚を申し込まれたからといって飛び上がらないでください。もう一度言いますが、これは日本で言う「付き合ってください」のような感覚です。でも実際にOKすれば明日にでも結婚となります。

4. 結婚を申し込まれても舞い上がらない方が良い理由

かなり情熱的にアタックしてきますので、女性側としては「彼は私に夢中で、まるで人生に一度だけの本当の恋みたい」「私じゃないといけないみたい」…なんて思うかもしれませんが(プププ)、彼はその女性じゃなくても同じように言い寄ります。その女性じゃないといけないってことはない。その女性と結婚できなかったら別の女性にさっと乗り換えます。それがアラブの一般的な結婚観です。

いやいや、私のアラブの彼はそんなんじゃないというお方がおられるかもしれませんが、「最終的には雌(メス)だったら誰でも良い」という考えがアラブ社会(イスラム世界)の根底にあることは否定できません。否定する人は、アラブもイスラムも本当には知らない人です。あるいは現実を認めたくないのか…。いや、否定したい人はどうぞしてください。でも私が見ているアラブ世界は紛れもなくこういう世界ですから。

ちなみにその延長で、「女性の側も雄(オス)ならだれでも良いと思っている」と勘違いしているアラブ男性も少なからずいます。もはやギャグの世界ですが、シリア難民の男性には「女性はオスが必要。とりあえずオスだったらモテる」ととんだ勘違いをしている輩(やから)も少なくありません。これ、既婚男性に多い。既婚のくせに別のつがいを探して言い寄ります。

アラブ女性には確かにそういう人も多いでしょう。アラブ世界では女性が売れ残るよりは、第二婦人にでもなる方が世間体が良いのです。そんなわけで、女性とはそういうもの、と思っているアラブ男性もかなり多いです(これにまつわる話は沢山あるので、また別の記事で)。ちなみにイスラム教徒の男性は、4名まで妻を持てます。この典型的なアラブ的思考は結婚後にかなり女性を悩ませます。

もちろんアラブ世界を離れて日本などの海外に住み、アラブ世界を客観的に見れるようになったアラブ男性は少し違うかもしれません。というのは、典型的なアラブ世界は外国人との結婚を極端に嫌がります。ですから外国人を結婚相手に選ぼうとする時点で、かなりのオープンマインドであることは確かです。でも彼らが育った社会は紛れもなく「雌(メス)ならだれでも良い、雄(オス)ならだれでも良い」という社会です。

アラブに熱く言い寄られたから自分は特別…などということは思われない方がいいと思います。日本人だからモテるというのとは少し違います。つがいを探しているアラブにタイミング的に目ぼしいと思われた日本人女性がアラブ式の熱烈なアタックにあったからといって、日本人だからモテたというわけではありません。欧米女性はそんな男性をそもそも相手にしませんからね。

5. アラブとの結婚は慎重に!

アラブ(特にイスラム教徒)との結婚を考えておられる方には、よーーくお考えになるようお勧めいたします。個人的には反対です。アラブと関わって13年。言い寄られたことはもちろんありますが、私はアラブと結婚するなら自分の人生は終わると思っていましたし、今もそう思っています。

また、アラブ男性が祖国を捨てて日本などアラブ世界以外の国で暮らしているような場合はまだ望みがあります。どんなに頭が固いアラブでも、アラブ社会を出れば少数派。他の文化から学ばざるを得ないですからね。これでもしアラブ男性が結婚後は自分の国に帰りたいなんて言っている場合は、かなり危険信号です

アラブ男性の国に移動して離婚あるいは離婚寸前になっているアラブと日本人女性のカップルもたくさんいます。もともとアラブと結婚する日本人女性の絶対数が少ないので、結果的にかなりの確率で夫婦間に問題が起きているということです。

離婚にならない場合は、アラブにとことん自分を同化させ無になっているケース。アラブ男性はかなり拘束してきますので、やがて人間関係もかなり制限され、ただただ家に籠るか、子育てをしている。付き合いは基本的にアラブ男性の親族だけに限定されます。若いうちはいいでしょう。でも子育てが終わると、このカップルはどうなるんでしょうね…。

「アラブを落とす方法」みたいなサイトもありますが、私からすればアラブと結婚することがそんなに誇らしいことなのか素朴な疑問を抱きます。いや、その人が幸せならそれでいいんですけど、自慢できることでもないような気が…。私としては、つがい探しのアラブにたまたま引っかかった人なんやな…としか思えません。

アラブとの結婚ではこのような将来図が描けません。

老夫婦になっても仲睦まじく…なんてアラブ世界(特にイスラム教徒)ではあまり期待できることではありません。もちろんいますよ。でも少数派です。先回のブログでも書いたように、既婚の男性ほど別のつがいを探して、若い女性に言い寄りますから。

ちなみに外国人と結婚する方がお金がかからないのでそれを好むアラブ男性もいます。アラブ女性と結婚するとお金が非常にかさむのです。お金がないために結婚できないアラブ男性がアラブ社会には溢れています。そういうアラブ男性は外国人の雌(メス)を探しています。これもまた別の機会に詳しく書きたいと思います。

6. 同じアラブでも宗教によって結婚観に違いがある

アラブ=イスラム教徒ではありません。クリスチャンもいますし、その他の宗教のアラブもいます。さて、同じアラブでもクリスチャンとイスラム教徒では結婚に対する考え方が異なります。そしてこれが結婚した後にけっこう明暗を分けます。

というのは、アラブ男性は女性と付き合うことに慣れていないために、若いときは非常にピュアです。でも結婚後は、育った社会と宗教の影響を家庭に持ち込みます。特にアラブ世界から出たことがない場合や、結婚後にアラブ世界に帰るような場合は、アラブの文化と宗教が結婚に思った以上に大きな影響を与えます。ですから相手の文化や宗教を知らないまま結婚すると(特にイスラム教の場合は)、自分が思う「常識」が相手や相手の社会には全く通用しないことをひしひしと痛感する結果になります。

アラブでもクリスチャンの場合は、一夫一婦制です。そして離婚は禁じられています。ですから結婚の誓いはかなりの拘束力を持ちます。

それに対してイスラム教では4名まで妻を持つことができます。皆が持つわけではありませんが、それが許されているわけです。もちろん4人の妻を持つにはそれなりの条件があります。例えば、複数の妻を全く同等に扱うことができるという条件。経済的にも性関係においても同等に扱うことができるのであれば、4人まで妻を持つか持たないかは男性側に任せられています。

複数の妻に経済面で全く同じような生活をさせることは大変なので、ヨルダンやパレスチナなどの生活が苦しいアラブの国では複数の妻を持つ人は少ないです。でも経済的に恵まれていたら? もちろん男性側としては複数の妻を持ちたいわけです。

こういう考え方が根底にある場合、外国人の妻が若いときはデレデレのアラブ男性でも、時が来れば別の若い女性に走ることがすぐに想像できます。またアラブ男性は一般的に自分の母親には頭が上がりませんので、母親が生きている間はおとなしくしていても、母親がいなくなってしまえば自分の思い通りに行動し始めることがあります。

海外に住む場合、その国の法律では重婚は禁じられているかもしれません。でも彼らの結婚は宗教婚で宗教指導者によって有効になるので、その国の法律には縛られません。ですからこうした宗教の男性と結婚する外国人女性はかなり弱い立場に置かれることになります。

7. それでもアラブと結婚したい方へ

アラブ世界では子供は非常に貴重な資産なので、結婚して子供を産めば産むほど女性の立場は強くなります。夫がやがて若い女性に心惹かれるようになっても、子供は味方になってくれますしね。特にアラブの男の子は母親の強い味方になります。なのでアラブと結婚する覚悟がある人は、子供を二人以上は産むべし。もちろん男の子を生むことは必須です。こうしないとアラブ世界で結婚した後は生き残れません。

というわけで、どうしてもアラブと結婚したい方は、子供を産むマシーンになることをお勧めいたします。いつぞやの日本の政治家がこれを言って問題になりましたね。でも典型的なアラブ世界ではそれは普通のことです。彼らにとって女性とはそういう役割で、女性もそれを理解しています。

8. アラブ世界で日本人女性はモテるのか? まとめ

文化や環境の違いは大きいです。相手のアラブが「雌(メス)なら、あるいは雄(オス)なら誰でもいい」という根強い文化の中で育ってきていることをお忘れなく。

結論。日本人女性はアラブ世界でモテるのか? いや、モテません(エジプト以外)。ウケがいいだけです。でもつがい探し中のアラブに言い寄られることはあります。引っかかるか引っかからないかはあなた次第ですよ!

ま、幸せというのは主観的なものであって、他人が決めるものではありませんからね。アラブと結婚して当面は(←これポイント)幸せにされている方もおられるので…。私は100%否定派ですが、こんな意見もあると思っていただければいいかな~という感じです。

でも最後にもう一度。↓この写真↓が素敵だなと思う方は、アラブは避けた方がいいですよ! 


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